着物ってどんな種類があるの?TPOに合わせた着物を着よう*
こんにちは。hatoです。
少し前の記事で、「着物を、もっと自由なものへ」というお話をさせて頂きました。
着物をもっと気軽に楽しんでもいいんじゃない?という内容だったのですが、「自由に」とは言っても、TPOに合わせた装いはきちんと守らなくてはいけません。
洋服にもカジュアルな普段着からフォーマルなドレスまであるように、着物にも着ていく場所や目的に合った装いがあります。
そこで今回は、
「どんな時に、どの種類の着物を着ればいいの?」
という疑問についてお話させて頂きたいと思います。
TPOに合わせた装いを覚えておけば、オークションやリサイクル着物など、自分で着物を購入する時にも選びやすくなりますよ^^
1.振袖
振袖は成人式の時に着るイメージが強いですよね^^
振袖には「本振袖」と「振袖」の2種類があります。
「本振袖」は、未婚者の女性が着る最も格式の高い正礼装で、花嫁のお色直しの衣装などとして着られるものです。
成人式の際に着る「振袖」は略礼装となっており、本振袖より袂(たもと:袖の部分)が少し短いのが特徴です。
2.黒留袖
振袖は未婚者の女性の礼装と説明させて頂きましたが、「黒留袖」は既婚者の女性の正礼装で、最も格式の高い装いです。
結婚式の際、新郎・新婦のお母さまが着ていることが多いですよね。
黒留袖の場合は、背中や両胸など計5か所に「紋」を入れます。
3・色留袖
色留袖は、既婚者の略礼装ですが、5つ紋が入ると黒留袖と同格の正礼装となります。
この「紋」がややこしいんですよね・・・^^;
色留袖も紋を3つや1つにすれば披露宴や茶会など、より広いシーンで活用できます。
4.訪問着
訪問着は既婚者も未婚者も着ることのできる略礼装です。
色留袖や振袖よりも控えめな装いになるため、結婚式や茶会、パーティーなどの改まった場所で幅広く活用できる着物です。
5.付け下げ
訪問着に近い感覚で着られる略礼装で、訪問着と比べると着物の柄や模様が小ぶりで、落ち着いた印象があります。
訪問着と付け下げのボーダーラインがあやふやな感じもしますが、柄が大きめだったら「訪問着」、柄が少な目で控えめだったら「付け下げ」といった覚え方で良いかと…^^;
帯や小物の合わせ方で応用がきくので、1着持っていると便利ですよ♪
6.色無地
「色無地」は、字のごとく1色だけで染められた無地の着物です。
紋を付けて袋帯など格の高い帯を合わせると略礼装になりますし、名古屋帯を合わせればカジュアルなよそ行きとして着ることもでときます。
7.小紋
縞・格子・絣(かすり)柄を除き、模様によって略礼装から街着まで幅広く使える着物です。
小紋ほどあらゆる技法で染められた着物はなく、友禅・更紗(さらさ)・紅型(びんがた)
など様々な種類があります。
8.紬
「紬」は、ちょっとしたお出かけの際に着る街着として用いられています。
気軽に着ることができるので、趣味の着物にも最適です^^
9.浴衣
花火大会で着ることが多い浴衣は、ふだん着物を着ない方でも気軽に楽しめる着物です^^
他の着物と違い襦袢や足袋がなくても着ることが出来るので、夏の普段着としても着られます。
着物にも色々な種類があります*
1から順に格式の高い着物の順に紹介させて頂きましたが、すごーく簡略すると
「1~6が結婚式にも応用のきく着物」
「7~9はちょっとしたお食事会や街着や普段着として楽しむ着物」
といった感じですかね?
「着物」というだけで、難しそう…と少し気が引けてしまいますが、洋服にだってデニムからフォーマルなドレスがあるのと同じなんだ!と考えると、なんとなーくイメージしやすいかな?と思います^^
今回は「TPOに合わせた着物」という内容をお話させて頂きましたが、着物にはもう1つ、「季節ごとに合わせた着物の装い」もあります。
こちらはまた次の記事でお話せて頂きますね♪
hato
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