Lady* Plus ー今よりもワンランク上の私へー

今の自分より、ワンランク上の自分になってみませんか?洗練された大人の女性を目指すアラサー女の奮闘です。

「着物」について考えてみた

こんばんは。hatoです。

 

いきなりですが、みなさんはここ1年で着物を着る機会ってありましたか?

 

夏祭りで浴衣は着たけど、着物は成人式以来着ていないかも…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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http://girlydrop.com/

 

「着物」と聞くと成人式の振袖や、冠婚葬祭で着る留袖や訪問着などのフォーマルな着物をイメージする方が多いかと思います。

 

でも、読んで字のごとく着物は「着る物」です。

 

浴衣だって立派な着物です。

 

最近読んだ、「きものの森」という本にこのような事が書かれていました。

 

著者は大手着物販売店「やまと」の現会長である矢島孝敏さん。

 

今後のきもの業界は「ファッション化」「カジュアル化」「アパレル化」を戦略として掲げる。

 

そう書かれていました。

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http://girlydrop.com/

 

時代とともに、着物は普段着から特別な日に着るフォーマルな路線へと変化していきました。

 

着物自体の需要が減り、買い手が減ったら客単価を上げなければ生き残れない…

 

そこでフォーマルな日に着る特別な着物を「晴れ着」として高価格で販売するようになりました。

 

【 着物=高い 】というイメージがあるのも、こういった背景があるからなんですね。

 

しかし、ファストファッションが流行っている今の時代、何十万・何百万もする着物は

手にする機会は愚か、着物が好きでない限り、目にする機会もあまりないですよね。

 

◆そもそも1人では着付けができない

 

◆着物は着たいけど自分では高くてとても買えない

 

◆着てみたいとは思うけど、着物のルールがわからない

 

そういう若い女性って結構多いと思います。

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京都へ行くと、若い女性グループがレンタルの着物を着て、カメラを片手に観光している姿をよく見かけます。

 

まさしく「インスタ映え」の光景ですね^^

 

見ているこっちも、やっぱり着物って素敵だなぁとほっこりします。

 

話は逸れましたが、自分では着物が着れなくても【 着物を着て楽しむ事】自体が嫌という女性は、ほとんどいないのではないかと思います。

 

・この生地の着物はこの時期に着てはいけない

・この着物にこの帯を合わせるのはおかしい 等々

 

着物って本当に色々な決まり事があります。

もちろんそのすべてを無視して良いという訳ではないですが、

もう少し間口を広げてもいいのではないかと思います。

 

そこで先ほど出てきた着物の「ファッション化」「カジュアル化」「アパレル化」です。

 

 

各々のセンスでコーディネートして、洋服のように気軽に着物を楽しめたら

着物を着てみたい!という若い世代ももっともっと増えるはず。

 

 

「きもの」をもっと自由なものへ。

 

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http://girlydrop.com/

 

なぜ私がこんなに着物について熱く語っているかと言いますと、私自身着物が好きで20代前半の頃に着付技能士1級を取得しました。

 

そしてその頃から「着物は若い世代には敷居が高いな」と感じていました。

和に通ずるお稽古事って本当にお金がかかるんですよ…

私は思い立ったら即行動の猪突猛進タイプだったので、未来への投資だと思って

高い授業料も少ない給料から払っていたんですが、今考えると結構な金額です。笑

 

そんな経験もあり、

「今の状況がこのまま続けば着物文化は縮小していく一方だ!」

と偉そうに考えておりました。

 

しかし自分にもできる事があるのならば、着物文化を次世代につなげていきたい。

 

そのお手伝いが少しでもできたらいいなぁと思い、今回は着物についてお話させて頂きました。

 

「きもの」をもっと自由なものへ。

 

この言葉を掲げ、行動していきたいと思います。

 

                                   hato